日本初の没入型修行サウナ「観音山サウナ蒸寺」標高190mの絶景で悟り体験

日本初!修行をコンセプトにしたサウナ施設「観音山サウナ蒸寺」が群馬県高崎市にオープン!

まさに修行級の高温サウナと、標高190mの観音山から眺める絶景は、これまでにない唯一無二のサウナ体験でした。

2024年8月31日のオープンから施設そのものが修行を続けるように進行形でサービス改善も実施中。

取材内容と筆者が体験した感想もたっぷりご紹介していきます!

【アクセス】JR高崎駅から車で10分強

東京から車では、1時間半。電車では、〜ほどかかります。電車の場合は、高崎駅西口からタクシーで10分ほど、バスの場合は「ぐるりん観音山線」に乗って「観音山頂」で降りて徒歩5分ほど坂を上ります。

今回は車で向かい、高崎ICを降車するとすぐ、巨大な白い銅像が聳え立っているのに気づきました。

施設の目印であり、高崎市のシンボルともいわれる「高崎白衣大観音」です。

観音様が鎮座する観音山の麓に位置するため「観音山サウナ」の名称が付けられました。

【観音山サウナ蒸寺】修行サウナでサトラーへ

施設名だけをとっても異彩を放っているこのサウナは、観音山にある「慈眼寺」の側に位置するため「蒸寺」の名称を使っています。

お寺参りをする感覚で、サウナ参りをし、蒸されて無心になる。仏教や禅の教えを浴室や演出が各所に散りばめれた設備は、都会のサウナよりも感覚脳に導かれ、より没入できました。

観音山サウナ蒸寺ならではの特徴は以下の3つです。

観音山サウナ蒸寺の特徴


(1) 超高温!3種類の「蒸行」
(2) 4度、12度の極冷な「水行」
(3) 高崎を見下ろす絶景の夜景

全く演出の異なる3種のサウナに、さっそくお参りしていきましょう。

【サウナ1】「釈迦炎舞」〜灼熱ロウリュと絶景〜

1部屋目は4段、95度を超える高温サウナ。日を連想させる暖色の照明が「蒸寺」らしい雰囲気を出しています。

最上段は、サウナ室名に合点がいくメラメラとした熱気!数分もすると「熱い」しか頭に浮かばなくなり、ある種の瞑想状態になっていました。

▼ サウナ室「釈迦炎舞」の詳細

温度 95度
段数 4段
人数 25人
ロウリュ ◯:オートロウリュ(20分毎)
TV ―:瞑想系BGMあり

ストーブにスポットライトが当たるとすぐ、釈迦の炎舞はまだ始まっていなかったとわかりました。20分おきのオートロウリュです。

30秒ぐらいだったか、焼け石の音が弱まるにつれて、今度は唸るような風の音がしてきます。天井付近の送付機がフル稼働!熱蒸気が落ちてくると、完全に炎舞です……!!

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バシバシと熱圧が押し寄せ、耐えられずに下段に移動。当初、正直「名前負けしてないか?」とナメていましたが、足自戒。

名前通りの灼熱に文字通り頭を下げている自分は、客観的に見ればまさに修行僧のような姿勢だったでしょう。

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“炎舞”が終わり、顔を上げるとただただ絶景。

まさに慈眼寺に隣接するサウナらしく、眼を慈しむような圧巻の眺望です。

【サウナ2】「空の間」〜薪ストーブの小宇宙〜

蒸行2部屋目は、雰囲気がガラッと変わります。

壁面には赤く燃えるような僧侶、天井には青いライティング。攻めてるな〜と思う作り込みにワクワクしました。

肝心のサウナのセッティングは薪ストーブです。胸ぐらいまでの高さまである大きめのHARVIA。

▼ サウナ室「空の間」の詳細

温度 95度
段数 1段
人数 6人
ロウリュ ◯:セルフロウリュ
TV ー:独自の音響演出

ストーブの身長よりも高い位置に座面があるため、薪の熱をもれなく浴びられます。

長い柄杓で、座ったままセルフロウリュができますが、持ち手の部分が熱々に仕上がっていたので、触る際はご注意ください。

釈迦炎舞とはまた違って薪サウナ特有の遠赤の熱を感じられるのですが……ここもやっぱり熱い!薪サウナの中でも、超高温に入る部類でした(毎日サウナよりも5度以上は熱かったと思います)。

コンセプトは宇宙。3つのサウナ室で最もコンセプチュアルなのが「空の間」です。

空の間演出


・瞑想系BGM
・説法ナレーション
・般若心経

高い位置の座面と、独特のライティング、そしてスピリチュアル感のあるBGMで不思議な感覚に浸れます。

演出の中で1番特徴的なのは、オリジナルのナレーションでしょう。

一瞬「なんだ⁉︎」と驚きましたが、内容を聴いているとサウナ修行のなんたるかを丁寧に説明してくれます。
ライティングや装飾以上に、「攻めてるな〜!」と改めて思うポイントでした。

個人的には般若心経や瞑想BGMの方がハマったので、ナレーションについてはなくてもいいかなと思いつつ、同じものをループしているので、何度か入るとナレーションが口をついて出てきて、自分でお経を唱えているような発見もありました。

自分なりの楽しみ方で空の間に没入してみましょう!

【サウナ3】「蒸観音」〜スチームサウナ史上最強の熱さ〜

「蒸行、もうコンプリートか」。僕も年間250店以上サウナに入るので、少々余裕をかまして最後の部屋へ。

「スチームサウナか」。観音様も優しいな〜と安堵しながら扉を開けると……

真っ白な熱蒸気が浴室に飛び出してきます。スチームというよりもはや煙!ものの数秒で浴室中が真っ白に!

蒸寺の本山はここでした。必ず注意書きを読んで入ってください。本当に火傷の危険があります。

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▼ 「蒸観音」の詳細

温度 70度
段数 3段
人数 8人
ロウリュ
TV

嘘だろ。温度は70度の設定ですが、正直信じられません。僕の体感は110度を超えています。3つのサウナで蒸観音が1番の修行でした。

腰をかがめて、2段目に座るのがやっと。隣の人の顔は愚か、自分のギリギリ足が見えないほどの濃厚なスチームに、この手のサウナで使う「しっとり」なんていう形容の真逆。勤行の蒸行は1度は体験してください(これ、耐えられる人がいたら教えて欲しいです……)。

【水風呂】極冷交代浴の水行

水風呂は2つ。シングルは衝撃の4度!2つ目も12度前後で、冷冷交代浴でもちゃんと修行をさせるハードな設定です。

▼シングル水風呂の詳細

温度 4〜5度
人数 6人
深さ 腰:80〜100㎝
流水 ◯ (定期)

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2つ目の水風呂はこちら。

温度 12〜13度
人数 4人
深さ 腰:80〜100㎝
流水 ◯ (定期)

ライトで真っ青に染まった水面は、さらながら蒸行後の極楽浄土。

なかば飛び込むように熱を冷ます自分は、俯瞰すると熱湯風呂の後に体を冷やす芸人さんのようでした。

しかし、水行というだけあって4度に長居は危険。階段の段差もサウナ後には少々気を遣うし、足元は滑りやすいので無理のないように注意してください。

【ととのいスペース】修行後、慈悲の絶景

ととのいスペースから見下ろす高崎の街は、まさに絶景!特にオススメなのは夜景です。

目線の手前が観音山で、街の夜景とは距離があるため、光の粒が小さくて派手すぎない優しい夜景を楽しめます。

20台を超えるインフィニティチェアに体を預ければ、標高190mから見える夜景に浮かんでいるのような、これまでにないととのい体験でした。

ととのうの先、これが悟るなのか?サウナーがサトラーに変わる場所、観音山サウナ蒸寺の絶景はもう1つあります。

【ヒノキ風呂】湯船

修行のシメに嬉しい40度の檜(ヒノキ)風呂も、眺望は抜群でした。

窓も開けているので、夜景を眺めながら露天風呂感覚でゆったりできます。

【料金・営業概要】観音山サウナ蒸寺

  • 名称:観音山サウナ蒸寺
  • 住所:〒370-0864群馬県高崎市石原町2340-1
  • アクセス: 高崎駅から車で10分
  • 営業時間:13:00〜23:00
  • 料金:1,300円/120分〜
  • 定休日:―
  • お得なチケットMakuake専用ページ:https://www.makuake.com/project/kannonyama-sauna/

上記は夜間の割引料金です。いずれにせよ日中は平日1,500円〜とコスパはいいです。

料金や、施設の詳細は以下専用ページにすべて記載しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(執筆:スパワークス 山野 隼)

▼ 詳細情報

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